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創作作品名字考「アクティヴレイド〜機動強襲室第八係〜」

本作品の主要登場人物の名字で×だったのは、第１期からの登場人物では「花咲里」と「黒騎」、第２期だと「島桜」。最初「かざり」と聴いて「『飾』かな？」と思ったのですが、エンディングのクレジットを見た時点で「多分×だろう」と予想していました。（「飾」なら○。「かざり」と読む名字はほかに「花厳」「荘」「文」「錺」などがあるようです）「黒騎」も多分×だろうと思っていまして、果たしてその通りでした。「島桜」は○でも×でも何となく納得な感じ。その他の主要登場人物の名字は○でした。中には特定の県に集中している名字もありますが、本作品は（未来の）東京が舞台であるため、どこの地方の名字が出てきても不思議ではありません。
さらに、各話のゲストキャラについても調べてみました。その結果、霞ヶ関（第１期file.６に出て来た巨大人型重機の設計者）、須弥山（第１期file.９に出て来た女子高生。名前は学生証に書かれていたのみで、読みは推定）、雷同（第２期file.２に出て来た元警官）が×でした。霞ヶ関は東京の官庁街として知らぬ人はいないと思われる地名ですが、元々は関の名だったものが江戸時代に坂の名となり、さらに明治時代に町名となったとのことで、地名としてあっても名字にはなりにくいパターンです（なお、霞が関、霞ケ関、霞ガ関、霞関でも調べてみましたが、いずれも×です)。須弥山も広義では地名と言えるでしょうが、古代インドにおける架空の地名なのでそっち方向から考えるのは無理ですね。仏教用語にもなっているので、僧籍の方の名字としてあったりして…と思ったのですが、やはり無さそうです。雷同は付和雷同からとったのでしょうか。あと、都議会のシーンで稲城知事の横に座っていた人々のうちの「涼宮」が×。これについてはこちらもご参照下さい（その他の「一」とか「秀吉」とか「辺銀」とかは実在する名字だったりします）。
そして、名字自体は○だけど読みが要注意だったものが凡河内と豊見城。凡河内は作中では「おおしこうち」と読まれていました。この名字は古くからあるもので、百人一首でおなじみの凡河内躬恒（おおしこうちのみつね）と同じ読みなのですが、現在では「おおこうち」と読む人しか残っていないらしいです。また、豊見城は作中では「とみぐすく」で、沖縄県豊見城市と同じ読み。沖縄の名字は地名から来ているものほとんどであるため、名字としても元々は「とみぐすく」だったはずなのですが、調べた限りでは現在は全て「とみしろ」と言う読みに変わってしまっているようです。

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