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創作作品名字考「ARIA」

ARIAは近未来のテラフォーミングされ水の惑星・アクアと呼ばれるようになった火星に建設されたネオ・ヴェネツィアが舞台となっている作品です。住民は地球(作中では「マンホーム」)各地からの移住者であるため、ネオ・ヴェネツィアにもいろんな国の名字があり、日本人の姓名と判断されるキャラも登場しています。
そんなキャラの名字を確認したところ、表記ベースでは×は無しでした。ただし、「天地」の作品中での読み「あまつち」は実在しない模様です。

余談1…本作品を初めて見た時、水の惑星が舞台なのに主人公の名字が「水無」とは凄い組み合わせだな、と思ったものです。主人公・水無灯里の出身地であるマンホーム…未来の地球は開発が進みすぎて自然の海が失われいる旨の会話が有り、それにちなんだ名字なのかな?と考えています。
その後、何気なく地図などを見ていると日本各地に「水無」と言う地名があるのが目に付いたのですが、調べていくと不思議なことに気がつきました。「水無川」など自然地形名として使われている場合は確かに水が無いのですが、町名字名や集落通称名で「水無」と言うところを見ていくと川岸だったり田んぼのど真ん中だったり…とどう見ても水のあるところが多い。更に調べてみると「水が豊富で豊かな実りが得られる地であることを示す水成から転じた」「みずみずしい実のなる梨の木があった」「湿地帯の中では水気が無い場所のため集落を作るのに適していた」「水は多いが生活に利用できる水質の水が得られない」等々の言い伝えがあるようで、プラスの意味のものやマイナスの意味のものはあるにせよ、多くは水に縁がある地名であることが分かりました。
このことからすると、水無という名字は水の惑星を舞台とした作品の主人公の名字としては非常にふさわしい名字である、と考えて良さそうです。

余談2…下記の名字の中で「愛野」って誰だ?と思われる方もいるかもしれませんが、アイちゃんの名字です。劇場版「ARIA The AVVENIRE」で初めて名字が設定されました。

名字読み電話帳記載の有無作品名
愛野あいのARIA
天地あめつち×
(あまち、てんち)
ARIA
綾小路あやのこうじARIA
庵野あんのARIA
出雲いずもARIA
星野ほしのARIA
水無みずなしARIA
夢野ゆめのARIA

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