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沖縄本島のロータリー(2)
中頭郡嘉手納町・嘉手納ロータリー(元ロータリー)訪問記

写真撮影・平成18年6月
記事作成・平成18年7月
「ロータリー」コレクションの協賛企画です。

沖縄本島のロータリー・第2弾は嘉手納町の嘉手納ロータリーです。ロータリーの場所はこの辺り。航空写真ではこんな感じです。交差点の中のロータリーではなくて街路が円形に造られているもので、ロータリー内にも町があるほど大きなものでした(日本一大きなロータリー、と呼ばれることもあったとか)。ネット検索でこのロータリーに関するサイトを探してみると、ロータリーの国道沿いには2〜4階建ての建物が並んでいる写真を見ることができます。
しかし、大規模な再開発工事により、現在はぐるぐる回れない道になってしまっています。(国道58号が嘉手納町役場の東側に付け変わったのが平成19年9月とのこと)
訪問時は工事の真っ最中。現地では近隣の駐車場に車を置いて徒歩で一周し、その後に車で2周ぐるぐる回ってロータリーを堪能してきました。

嘉手納ロータリーを歩く

(写真1)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から東側を望む

(写真1)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から東側を望む。(撮影ポイント)
まずはロータリーの南側にある歩道橋に登り、ロータリーの様子を眺めることにしました。(とは言っても巨大なロータリー、全てをいっぺんに収めるのは難しいので写真はどうしても部分部分になってしまいますが)
まずは東方向の写真。左手の三角形の分離帯の手前側が那覇方向、奥側がロータリー周回路方向です。また、右手の陸橋はロータリーを通らずに国道58号線から沖縄市方向の県道にショートカットするための立体交差です。
陸橋の橋脚の影にも道路がチラッと写っていますが、これは県道の沖縄→嘉手納向け車線。県道から那覇に向かう場合はやはりロータリーは通らずに直接国道58号線に合流するようになっています。県道からロータリーにはいる時は陸橋をくぐり、左手の分離帯と写真中央の分離帯の間の車線を通って合流することになります。
ロータリー内は全て建物が取り壊され、新たな建物の建設が進められています。基礎の工事がかなり進んでますね。

(写真2)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から西側を望む

(写真2)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から西側を望む。(撮影ポイント)
今度は西側の写真。国道58号線の北向き車線とロータリーの周回車線の合流点です。ご覧の通り信号のある交差点となっています(実際には写真1の付近も合わせて1つの交差点となっている)。写真真ん中辺りに車が溜まっていますが、これはもう一つ信号があるため。
ロータリー内に目をやると、こちら側は今から掘り返す、と言った感じでしょうか。パイルドライバーもありますね。ロータリーの西側でも何やら工事をしています。

(写真3)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から北側歩道橋方向を望む

(写真3)嘉手納ロータリー・南側歩道橋から北側歩道橋方向を望む。(撮影ポイント)
ロータリー内の工事が始まる前は建物に遮られて反対側はほとんど見えなかったのでしょうが、現在はご覧の通り反対側が丸見え。工事が進むとまた向こうが見えなくなっちゃうんでしょうか。

(写真4)嘉手納ロータリー・東側の写真

(写真4)嘉手納ロータリー・東側の写真。(撮影ポイント)
歩道橋からロータリー側の歩道におり、反時計回りに歩き出しました。陸橋と県道との合流点が見える…と言いたいところですが木に遮られて今イチですね。
赤い車の向こうに見えているのは県道…ではなく県道に隣接した駐車場です。また、写真左手はロータリー内の工事現場への車両入り口のようです。そちらの方を見ると…

(写真5)嘉手納ロータリー内の工事の看板。

(写真5)ロータリー内の工事の看板(撮影ポイントは写真4と同じ)。
工事期間が6月末までになってますが、写真1〜3の様子からするとせいぜい基礎工事が終わるかどうかですね。そのまま建物本体の工事に突入するんでしょう。

(写真6)嘉手納ロータリー・北側歩道橋。

(写真6)嘉手納ロータリー・北側歩道橋。(撮影ポイント)
北側の歩道橋に辿り着きました。こちらの歩道橋はバリアフリーになっていないので形がそんなにややこしくありません。
歩道橋の下に北向き路線と南向き路線のショートカット道路が通っています。と言うことで、車でロータリーをぐるぐる回ることは可能です。

(写真7)嘉手納ロータリー・北側歩道橋から西側を望む

(写真7)ロータリー北側歩道橋から西側を望む。(撮影ポイント)
北側歩道橋に登り、まずは西側の写真を撮影。
写真中央にある、木の生えた分離帯のところにある信号が写真2で車がつまっていた原因の信号。その向こうに連なる通りは新町通りと言い、商店街が連なっています。

(写真8)嘉手納ロータリー・北側歩道橋から東側を望む

(写真8)嘉手納ロータリー・北側歩道橋から東側を望む。(撮影ポイントは写真7と同じ)
今度は東側の写真を撮影。
写真中央部分で那覇方向車線(国道)と沖縄市方向車線(県道)が分岐しています。
ところでこの辺りだけ工事区域が元のロータリー外周(歩道部分)より内側に食い込んでるんですよね…なぜ?

(写真9)嘉手納ロータリー・北側歩道橋からショートカット部分を写す

(写真9)嘉手納ロータリー・北側歩道橋からショートカット部分を写す。(撮影ポイント)
歩道橋にのぼったついでにショートカット部分を上から撮影。写真6よりも様子が分かりやすいですね。立体交差部分の陸橋も写ってました。
ところで、あとから写真を整理していて気づいたのですが、北側歩道橋から真南方向を写した写真(写真3に対応した写真)を撮るのを忘れてました。それがあればロータリーと役場との位置関係も分かったはずなのですが・・・残念。

(写真10)嘉手納ロータリー・再開発工事完成予想図

(写真10)嘉手納ロータリー・再開発工事完成予想図。(撮影ポイント)
北側歩道橋を降りると今度はロータリー外周の歩道を歩いていきました。(内側歩道には工事関係車両が止まっていて歩きにくそうだったから)そしたら、隣接する工事区域の外壁にこんな看板が。
これによると、ロータリーの区域とその南にある町役場(左下に書かれている建物)の区域が繋がってしまい、おおむね3/4周しかできなくなるようです。でも完成時期は書かれてませんでした。

(写真11)嘉手納ロータリー・南側歩道橋

(写真11)嘉手納ロータリー・南側歩道橋。(撮影ポイント)
南側歩道橋に戻ってきました。ここは国道58号線の北向き車線・ロータリーのショートカット道路・南西側からの町道(?)の3本が合流する形になっています。こっちのショートカット道路はロータリー側からの車線と県道からの車線が合流する形になっており、国道との合流地点は2車線になります。県道から名護方向に抜ける為にはどうしてもここを通る必要があり、そのため交通量も多いことでしょうから、北側と違い信号を設置する必要があったのでしょう。
このあと駐車場に向かい、実際に車でロータリーをぐるぐる回ってみることにしました。

嘉手納ロータリーを車でぐるぐる

(写真12)「嘉手納ロータリー」交差点

(写真12)「嘉手納ロータリー交差点」(撮影ポイント)
せっかくなんで、車でもロータリーをぐるぐる廻ってきました。途中、県道側からロータリーに合流するところで赤信号に引っかかったので、その間に写真をパチリ。
南側の信号って「嘉手納ロータリー」交差点だったんですね。帰って写真を整理している時に気づきました。現地で気づいてればズームで写真を撮ってきたのに・・・。
私のカメラには動画機能も付いているのでぐるぐる回っている動画を撮りたかったところなんですが、カメラを固定することが出来なかったため、断念・・・ダッシュボード上にカメラを固定するための機材ってどんなのがあるんでしょう??


と言うことで、在りし日の嘉手納ロータリーでした。現在は道路だけで無くロータリー内外の工事も終わっており、訪問当時とは眺めが変わっています。