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氷見市&七尾市 能越県境パーキングエリアの県境サイン訪問記

写真撮影・平成28年1月
記事作成・令和2年10月
「県境サイン」コレクションの協賛企画です。

地名コレクションの「県境サイン」コレクションは「県境に線が引いてある」「県境に特徴的な石碑・標識などがある」場所を集めたものです。
このコレクションの話が飛び出したとき。私がまず思い浮かんだのが能越自動車道の能越県境パーキングエリア。名前の通り県境に位置するパーキングエリアなのですが、現地に行くとなかなかおもしろいことになっており、それがコレクションへの推薦理由だったりします。どうなっていたかというと…

能越県境PA・下り側の「県境」

確かその日は昼に七尾市に用事があったのだったと思います。それが済んだあと、普通なら七尾からのと里山海道を経由して金沢に帰るところを、その日はふと「違う道で帰ってみよう」と思い立ち、能越自動車道へと車を走らせました。途中、氷見で一度能越道を下り、十二町潟上日寺に寄り道していますが、その先にトイレ休憩のため能越県境PAに立ち寄ったのですが、そこにそれはありました。

(写真1)能越県境PA・下り線側にある「石川県・富山県境」の標柱

(写真1)能越県境PA(下り)にある「石川県・富山県境」の標柱。(撮影ポイント)それは石川県と富山県の県境を示す標柱。パーキングエリアの建物の横にありました。「ああなるほど、だから能越県境PAって名前なんだ」と納得した次第。
良く見ると能越自動車道のうちの七尾氷見道路が全線開通した平成27年2月28日に設置されたもののようですが、能越県境PAはそこから遅れて同年11月8日に供用開始だそうなので、工事中に一足早く設置されたと言う事なのでしょうか。まぁそれはともかく、標柱に書かれた青い線が県境を示す線のようです。そして、標柱の手前のアスファルト舗装された部分にも青いものが…

(写真2)能越県境PA・下り線側の歩道部分に書かれた「県境」

(写真2)能越県境PA・下り線側の歩道部分に書かれた「県境」。
標柱の青い線を延長するかのように、歩道のアスファルト上に青い線が引かれていました。特に説明が書かれたもの等は無かったと思いますが、これ、県境ですよね。地面に県境の線が引かれてるのって珍しい、と思ったものです。

(写真3)能越県境PA・下り線側の歩道部分に書かれた「県境」の続き

(写真3)能越県境PA・下り線側の歩道部分に書かれた「県境」の続き。
青い線は歩道部分の端まで引かれているものの自動車走行部分や駐車スペースには引かれていませんでした。「ああ、そこで終わりなのか…」と思ったら…

(写真4)写真3の拡大

(写真4)写真3の拡大。
良ーく見ると、青い線の延長上にあたる駐車スペースの先のガードレールに青いものがあるのが目に入りました。

(写真5・上)ガードレールに書かれた「県境」 (写真5・中)ガードレールに書かれた「県境」・下り線側拡大 (写真5・下)ガードレールに書かれた「県境」・上り線側拡大

(写真5・上)能越県境PA・ガードレールに書かれた「県境」(同・中)下り側拡大(同・下)上り側拡大
ガードレールの青い線の延長線上には富山県の標識があります。さらに上り側のガードレールにも青い線があるのが見て取れます。

(写真6)石川県の標識の方を見る

(写真6)石川県の標識の方を見る。
この時は、上り側の駐車場の敷地内まで見渡すことはできませんでした。
石川県の県境標識は富山県の標識よりも北寄りに設置されているので「県境がそっちに曲がっているのか?」とも思いましたが、地図を確認する限りそうでは無さそうです。

上り側は?

と言う事で、今回は能越県境PAの下り側の写真のみとなってしまいました。
地図を見る限りは富山県の標識から先の県境は石川県の標識の方ではなく上り側の建物の方に向かっているようです。そして、ネット上で調べたところ、上り側にも記念碑と青い線が設置されている模様。
機会を見て、上り側も行ってこようと思います。いつの話になるか分かりませんが…