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創作作品名字考「ヤング ブラック・ジャック」

本作品は故・手塚治虫先生の代表作「ブラック・ジャック」のスピンオフ作品。管理人は原作の漫画は読んでおらず、TVアニメのみ見ている状態ですので、本稿ではアニメ版の登場人物のみ取りまとめております。あしからずご了承ください。
さて、本作品の登場人物には「本家・ブラックジャックやその他の作品に出て来るキャラが本人として登場しているもの」(間黒男、本間先生、リーゼンバーグ教授など)も一部いますが、多くは手塚先生に習った「スターシステム」による登場となっています。この「スターシステム」とは「自分が創作したマンガのキャラクターを映画の俳優に見立て、別の作品に別の役どころとして出演させる」システムで、他作品に出演したキャラの命名法を見ると「1.何に出てきても、キャラ設定がどれだけ変わっても同じ名前である場合が多いキャラ」「2.初出の作品での名前をもじった名前のキャラ」「3.その作品中では独自の命名がされているのキャラ」に別れます。
本作品で1.に相当するキャラとしてはヒゲオヤジこと伴俊作、ならびに田鷲警部が挙げられます。田鷲警部は見た目(大きな鼻の下にブラシのような髭が生えている)からの命名で、これが×。実は、手塚先生の作品には「見た目、性格、初登場時の立ち位置」等々から命名されたキャラがかなりおり、×な名字が出やすい要因となっています。
2.に相当するのは「どろろ」から出演しているキャラ(百樹丸雄←百鬼丸、大剛景光←醍醐景光、宝←多宝丸、多野←田ノ介など。鯖目はどろろの時と同じ名ですが、頻出キャラでは無いのでグループ的にはこっちになると思っています)、取り立て屋の立入(もともとのキャラ名はアセチレン・ランプ)。ここのグループも、元のキャラ名次第では×な名字になってしまっています。
そして多くのキャラは3.になります。本作品でここに入ってくるキャラは、一部かなり珍しい苗字もあるものの、多くは特に変わった感じのしない名字でした。これは命名者の考え方によるものかと思われます。もし、ここのグループも手塚先生が命名していたら、一部は突拍子も無い名字になっていたのかもしれません。
そして、改めて見返すと、×の名字のキャラは無残帳編に集中している事が分かります。これは、「どろろ」からのキャラが単にスターシステムによる出演と言うだけで無く、作中での設定も「どろろ」からヒントを得たと思われる点が多いため、名前も「どろろ」のキャラを想起できるものである必要があったのでは無いか、と考えます。

名字読み電話帳記載の有無作品名
青山あおやまヤング ブラック・ジャック
今上いまがみヤング ブラック・ジャック
占部うらべヤング ブラック・ジャック
岡本おかもとヤング ブラック・ジャック
金山かねやまヤング ブラック・ジャック
雲名くもなヤング ブラック・ジャック
剣持けんもちヤング ブラック・ジャック
鯖目さばめ×ヤング ブラック・ジャック
大剛だいごう×ヤング ブラック・ジャック
高柳たかやなぎヤング ブラック・ジャック
たからヤング ブラック・ジャック
立入たちいりヤング ブラック・ジャック
多野たのヤング ブラック・ジャック
田村たむらヤング ブラック・ジャック
田鷲たわし×ヤング ブラック・ジャック
はざまヤング ブラック・ジャック
ばんヤング ブラック・ジャック
百樹ひゃっき×ヤング ブラック・ジャック
藤井ふじいヤング ブラック・ジャック
本間ほんまヤング ブラック・ジャック
命尾めいおヤング ブラック・ジャック
やぶヤング ブラック・ジャック

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