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松江市・天神町ロータリー広場訪問記

写真撮影・平成25年11月
記事作成・平成26年3月
「ロータリー」コレクションの協賛企画です。

淞北台団地ロータリーの項でも触れましたが、HP都道府県市区町村の第10回公式オフ会に参加する直前、掲示版「落書き帳」上で松江市の中心部に謎のロータリーらしきものがある旨の投稿を頂きました。場所はここですが、位置や形状からして1個の交差点という感じでは無いのもさりながら、北側の道が一方通行なのかそうで無いのかが今一分からない。Mapionだと一方通行の表示が無いのですが、ストリートビューを見るとこのように東側に進入禁止の標識や表示がある。しかーし、その先を良く見ると西向きに進入した車に対する矢印の表示があるという(以前は反対側のストリートビューにご西向きの車が写っていた)。
地図だけ見ていても何が何だか分からないので、現地に行ってみることにしました。

寺町の通りからロータリーの東側

(写真1)寺町通りからロータリー方向を望む

(写真1)寺町通りからロータリー方向を望む。(撮影ポイント)
ロータリーは市街地を南北に走る2本の通りが合流する地点に位置しています。その2本の通りの東側、寺町の通りからロータリーへとやってきました。こちら側には一時停止の標識や表示は無く、優先道路となっていることが分かります。そして右折は禁止。

(写真2・上)ロータリー内の広場 (写真2・中)ロータリー広場北側の道(東側から撮影) (写真2・下)横断歩道横にある進入禁止標識(拡大)

(写真2)上・ロータリー内の広場、中・ロータリー広場北側の道(東側から撮影)、下・横断歩道横にある進入禁止標識(拡大)。(撮影ポイント)
ロータリー北側の道が見渡せる場所に来ました。横断歩道の横には進入禁止の標識があり、ご丁寧に道路にも「進入禁止」と書いてあるにもかかわらず、その先には右折の矢印が有るという…もしかして時間によって規制が変わるのか?と思ったのですが、標識の下に書かれているのは「軽車両を除く」。訳が分かりません。
(ところで、実はこの時に広場に人がいるのが目に入りまして…彼らは私がこの辺りにいる間ずーっと広場にいたので、広場の全景が入るような写真が撮れませんでした)

(写真3)ロータリー広場東側の道

(写真3)ロータリー広場東側の道。(撮影ポイント)
先に進みましょう。山陰線の高架下二も分岐する道があります。高架の北側が東向き、南側が西向きの一方通行。地図を見ると、この高架下の道は「アベック通り」と言うらしいです。どういう由来なんだろう?と思いネット検索してみましたが、「なんでここがアベック通りという名前なの?」という旨の内容のページばかり引っかかってきました。具体的な由来はよく分からないようです。

(写真4・上)JR山陰本線高架下の道 (写真4・下)JR山陰本線高架下の道(拡大)

(写真4)上・JR山陰本線高架下の道、下・同(拡大)。(撮影ポイント)
高架北側の道がロータリーに向かって進む道なので、そちらの道とロータリーとの合流点を確認すると左折の標識があり(上)、道路にも左折の矢印があります(下)。そしてロータリーに進入する前に一時停止。
ちなみに、左折の標識を見るとアベック通りとロータリーの間にもう1本道路がある事が分かります。そちらは細い小路で、ロータリーから直接別れている感じでは無かったので特に見てきませんでした。地図を見るとロータリーから東に抜ける一方通行なので、ロータリーに入る側の規制の標識などが無いことをストリートビューで確認しています。

ロータリー南側をぐるっと回って

(写真5)ロータリー広場南側の道と天神橋

(写真5)ロータリー広場南側の道と天神橋。(撮影ポイント)
ロータリー南側へ向かいます。南側は橋となっており、その手前にバス停があります。橋の名は「天神橋」、バス停名は「天満宮」。

(写真6)天神橋からロータリー広場南側を望む

(写真6)天神橋からロータリー広場南側を望む。(撮影ポイント)
こちら側も「左折のみ」の標識と道路上の左折の矢印がセットで有りました。
一時停止の標識はなかったのですが、良く見ると左折のみ標識の下側に停止線がありますので、天神橋からロータリーに向かう道の方が優先道路であることが分かります。

(写真7・上)白潟天満宮南側の道からロータリー広場を望む (写真7・下)白潟天満宮南側の道からロータリー広場を望む(拡大)

(写真7)上・白潟天満宮南側の道からロータリー広場を望む、下・同(拡大)。(撮影ポイント)
再び山陰本線の高架をくぐり、ロータリーの西側に来ました。
まずは白潟天満宮南側の道に入っていきました。こちらにある標識は「横断歩道有り」のみでしたが、道路に停止線と左折矢印が書かれており、こちらから来てもロータリーが優先道路であり、一方通行であることは分かるようになっています。

白潟天満宮境内から天神町商店街

(写真8)白潟天満宮の鳥居からロータリー広場を臨む

(写真8)白潟八幡宮の鳥居からロータリー広場を臨む。(撮影ポイント)
白潟天満宮を参拝してから再度ロータリーの観察。本当は鳥居の向こう側から広場を撮影したかったのですが、前述のとおりずっと人がいたものですからこの程度で留めざるを得ませんでした。
ちなみに、写真右手の狛犬のもう少し右手の歩道に「天満宮前」バス停の相棒があります。それの写真持っておけば良かったかも…

(写真9・上)ロータリー広場北側の道(西側から撮影) (写真9・下)ロータリー広場北側の道にある店舗の駐車場

(写真9)上・ロータリー内の広場、中・ロータリー広場北側の道(西側から撮影)、下・ロータリー広場北側の道にある店舗の駐車場。(撮影ポイント)
今回一番問題のポイントです。東向きの一方通行の標識があるにもかかわらず、西向きの停止線&右折のみの矢印がある謎。とりあえず、白潟天満宮境内にいる間は東向きに走っていく車しかいなかったので、一方通行規制なのは間違いないのですが…???
気になるのはこの北向きの道のまん中にある2店舗共同の駐車場なのですが、そのためだけに逆向き走行OKになっているとは思えない。もしかしたら一方通行規制になったのがつい最近で、停止線は以前のまま、と言う可能性もありそうなのですが…白潟天満宮で聞き込みしてくれば良かった。

(写真10)ロータリー広場北西側にある一時停止の標識

(写真10)ロータリー広場北西側にある一時停止の標識。(撮影ポイントは写真9と同じ)
この写真、元々はポストを写そうとして撮った写真なのですが、ここで触れたいのは写真左手に写っている標識。ギリギリ見えるか見えないか、のところですが進入禁止の標識です。この時点ではあまり気にしていなかったのですが、実は次の写真に関する疑問点に関係してきます。

(写真11)天神橋からロータリー広場南側を望む

(写真11)天神町商店街からロータリー広場方向をを望む。(撮影ポイント)
ロータリーを離れ、天神町商店街の通りへと入ってきました。事前に地図でこの辺りの確認をしている際に、Mapionではこの道が北向きの一方通行に書かれていました…が良く見ると南向き方向に停止線が有る。そして、わざわざロータリーの直進方向のロータリー内に進入禁止の標識がある訳でして…何でだろう?と思ったら、道路に書かれている矢印の所に「7−21」と書かれている。この商店街の道、時間限定で一方通行だったのでした。夜中には来たから南に向けて走れるため、そのままロータリー内を逆走しないように進入禁止の標識があった訳でした。

と言うことで、ここのロータリーの周回道路は一方通行で、運用上ロータリーとして機能していることは分かりました。ただし、寺町からと天神橋からの道路の方が優先道路となっており、ロータリー側が一時停止する必要があります。それ以前に、1個の交差点と言うには形状的に無理があるので、「ロータリー」コレクションの分類で行くと「その他・ロータリーもどき」に入れるのが良さそうです。
そして、現地にはこのロータリーの名称らしき表示はありませんでした。実際にはどう呼ばれているのだろう?と思い調べていると、松江天神町商店街HPにある天神町商店街マップに「天神町ロータリー広場」とありました。当サイトでは、これをロータリーの名称として採用することにします。