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羽咋郡志賀町・米町不動の滝訪問記

写真撮影・平成27年9月
記事作成・平成27年12月
「不動滝」コレクションの協賛企画です。

羽咋郡志賀町の町内を車で走っていたある日のことです。とある県道走行中、視界の隅に「不動の滝」という文字が飛び込んできました。見えていたのは標柱で、その近くに滝があるようです。ところが、その後何回その地点を通っても肝心の滝が目に入らない。どうやら道路よりも低いところに滝があるようで、車を運転している限り目にすることが難しいようです。ならばと言うことで、どんな滝なのか見に行ってみました。

標柱とその周辺

(写真1・上)「米町不動の滝」の標柱 (写真1・下)「米町不動の滝」の標柱(拡大)

(写真1)「米町不動の滝」の標柱。(撮影ポイント)
標柱は県道と県道旧道との分岐点に立っていました。「米町不動の滝」と書かれています。「米町」はこの付近の大字名で、「こんまち」と読みます。

(写真2・上)石川県道236号線(東方向を撮影) (写真2・下)石川県道236号線(西方向を撮影)

(写真2)石川県道236号線(上は東方向、下は西方向を撮影)。(撮影ポイントは写真1とほぼ同じ)
標柱の横を走る県道236号線。東方向に走っていくとのと里山海道や七尾市、西方向に向かうと国道246号や福浦港まで行くことができます。写真ではちょっとわかりにくいですが、上の写真の県道がカーブしている辺りが橋になっています。

(写真3)志賀町コミュニティバス不動の滝バス停

(写真3)志賀町コミュニティバス不動の滝バス停。(撮影ポイント)
標柱から旧道側に入っていくと志賀町コミュニティバス(なないろバス)のバス停がありました。各地図サイトには滝の名前は記載されていないのですが、このバス停は記載されているものがあり、これにより滝の存在を推定することが可能…と言って良いのかしら。
なお、本ページに掲載した写真には人家が写っていないのですが、写真1の右方向には県道を挟んで米町の集落の北端があるので、地域の人の足としても使われているものと思われます。

(写真4・上)米町不動の滝公園案内図 (写真4・中)米町不動の滝案内図(滝付近の地図の拡大) (写真4・下)「米町不動の滝」の標柱(説明文の拡大)

(写真3)米町不動の滝公園案内図。(撮影ポイント)
実は、滝の周辺は公園として整備されています。不動の滝の滝壺には男不動尊、女不動尊というものがあるとのこと。眼病に御利益があるとのことで、古くから信仰されていたのでしょう。その他にも、不動滝周辺にはいろいろな言い伝えが伝わっているようです。

不動の滝

(写真5)米町不動の滝公園・川原へと降りる階段(北側)

(写真4)米町不動の滝公園・川原へと降りる階段(北側)。(撮影ポイント)
米町不動の滝公園は親水公園として整備されており、両岸から川原に降りられるようになっています。北側の階段は木製です。ちょっと草が凄かった…かも。

(写真6)北側の階段から見た不動の滝

(写真6)北側の階段から見た不動の滝。(撮影ポイント)
階段の上から不動の滝や滝壺を見渡すことができました。滝は岩肌の斜面を流れ落ちるタイプでした。そして、写真の中央にある大きな岩が男不動尊のようです。女不動尊はどこだ?対岸の階段の下、何やら葉っぱに覆われた辺りにあるはずなのですが…見えない。

(写真7)正面から見た不動の滝

(写真7)正面から見た不動の滝。(撮影ポイント)
川の中に置かれた飛び石のところまで来ました。訪問した日もそこそこの温度だったのですが、夏の盛りに来ると涼しげで良さそうです。そして男不動尊ですが、これは自然石ですよね。おそらく、当地に元々あった大きな岩を不動尊に見立てたのでしょう。
滝の上には旧道の橋があります。そこから見下ろすのも面白いのかも、と思ったのですが…HP掲載用に写真を縮小したらわかりにくくなったのですが、橋の下に何やら丸い物がくっついていたんですよ。何だありゃ?と思って良ーく見ると…

(写真8)橋にぶら下がっていたスズメバチの巣

(写真8)橋にぶら下がっていたスズメバチの巣。(撮影ポイントは写真7と同じ)
丸い物の正体はスズメバチの巣でした。写真には写りませんでしたが、ピントを合わせている最中に巣に出入りするスズメバチも確認しています。これを見て旧道の橋の方に行く気が失せました。

(写真9)女不動尊があるはずの辺り

(写真9)女不動尊があるはずの辺り。(撮影ポイント)
写真6に写っている「女不動尊があるはずの葉っぱで覆われた辺り」の反対側に回ってみたのですが…やはり女不動尊は見えません。生えてるのは草じゃなくて木のようですね…これは切った方が良いような気がします。

(写真10)南側の階段からみた不動の滝

(写真10)南側の階段からみた不動の滝。(撮影ポイント)
南側の階段の上から不動の滝を眺めてみました。こちらから見ると対岸の道路やその向こうの田んぼが見えることからM滝の流れで大地が削り取られた様子が分かります。

県道の橋の上から不動の滝を見る

(写真11)県道の橋の上から見た不動滝

(写真11)県道の橋の上から見た不動滝(撮影ポイント)
県道の橋の上から不動の滝を写してみました。滝壺の所は深くなっていますが、ムチャクチャ深い訳では無さそう。

(写真12)県道の橋の上から見た男不動尊

(写真12)県道の橋の上から見た男不動尊。(撮影ポイント)
皮の流れに沿うような溝?があるのは男不動尊が川の中に水没していたことが有るからではないか、と思われました。巨大な岩ですが、元々ここにあったものか、それとも上流から転がってきたものか?

(写真13)県道の橋の上から見た女不動尊付近

(写真13)県道の橋の上から見た女不動尊付近。(撮影ポイントは写真12と同じ)
上から見ても、やはり木に覆われていて女不動尊は見えないのでありました。

(写真14)県道の橋から見た旧道の橋

(写真14)県道の橋の上から見た旧道の橋。(撮影ポイントは写真12と同じ)
旧道の橋の下の流れはけっこう勢いがあるようです。この上に「椀が淵」がある、と言うことですが…この勢いだとおわんが浮いてきても流されそうな気がします。もしかすると、伝説の「椀が淵」は既に滝の流れに削られてしまっている、のかも…
そして、どうしても橋の下のスズメバチの巣が気になる訳でして。

(写真15)県道の橋は「新滝川橋」

(写真15)県道の橋は「新滝川橋」。(撮影ポイント)
県道の橋は新滝川橋というそうです(と言うことは、旧道側の橋の名も大隊想像がつきますね)。そういえば、この橋の様子が分かる写真を取ってませんでした。飛び石の辺りから見上げてみると面白かったかもしれません。

旧道の橋

(写真16・上)旧道の橋 (写真16・下)旧道の橋は「滝川橋」

(写真16)旧道の橋は「滝川橋」。(撮影ポイント)
一応旧道の橋の辺りにも行ってきました…が、スズメバチが怖いので車の中から。予想通りこちらの橋は新滝川橋でした。
この橋の上から下をのぞき込んだ絵、も面白そうだったのですが…やっぱりスズメバチ怖い。

補足

と言う事で、滝自体はガッツリとみることができたのですが、女不動尊が全く見えなかったのがちと残念。ネット検索した結果では、木の葉が落ちる冬場になると木の下にある女不動尊が辛うじて見えるようです。スズメバチの件もあるので、冬場にも見に行っておくと良いのかもしれません。